
障害や難病のある方が一般就労をするための手助けをする、就労移行支援事業所。
しかし、就労移行支援事業所が複数あり、どこを利用するべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
一般就労を目指すためには、自身の障害等に適していて、望んでいる支援を受けれる事業所を選ぶことが大切です。
そこで今回は、就労移行支援事業所を選ぶポイントを解説していきます。ぜひ参考にしてください!
以下の記事も、就労移行支援事業所を選ぶ際に参考になるので、ぜひご覧ください。
就労移行支援事業所を選ぶポイント6選

就労移行支援事業所を選ぶポイントは、以下の通りです。
- 自分の障害を対象としているか
- 自宅から無理なく通える場所か
- 事業所の得意としていることや訓練内容が自分に合っているか
- 事業所の雰囲気や支援員の方たちが自分に合っているか
- これまでの就職実績
- サポートは充実しているか
ひとつずつ解説していきます。
自分の障害を対象としているか

まずは、自身の障害を対象としている就労移行支援事業所かどうかを調べましょう。
精神障害、発達障害、身体障碍、知的障害、難病など様々な障害があり、施設ごとに対象となる障害は異なってきます。
区別せずに全ての障害を対象にしている事業所もありますが、障害種別によって対応していない事業所もあります。
また、同じ障害でもその障害の程度によって対象外となる事業所もあります。
初めに問い合わせて確認しておくと良いでしょう。
自宅から無理なく通える場所か

通所時間や通所の方法を考えて、無理なく通える事業所を選びましょう。
利用期間である2年を待たずして就職が決まり、通所しなくなる方もいます。
しかし、2年間は通所すると考えて、自身の負担にならない範囲で探すことが大切です。
車で通える方は、事業所に駐車場があるのか事前に問い合わせてみると良いでしょう。駐車場がない場合は、徒歩圏内だったり、駅、バス停から近い事業所がおすすめです。
送迎サービスを行っている場合もあるため、気になる事業所が見つかったらホームページ等で確認してみましょう。
多くの就労移行支援事業所で無料の見学会や体験会を行っているので、実際に足を運んで通いやすいかどうか体感してみるとわかりやすいです。
事業所の得意としていることや訓練内容が自分に合っているか

就労移行支援事業所によって、得意としていることや訓練内容は様々です。
パソコンスキルについて詳しく学べたり、資格取得のための支援が充実していたり、実際の企業で働くときと同じ作業ができたり。
自身の就きたい職種や方向性が明確に定まっている方は、そのためのスキルが身につく事業所を選びましょう。
growthでは、職業適性を調べることができる幕張ワークサンプル(MWS)というキットを導入しています。
自分で得意だと思っていたことが実は苦手だったり、苦手だと思っていた作業が実は適性があったりなんてこともありますよ。
詳しくは下記の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
事業所の雰囲気や支援員の方たちが自分に合っているか

就労移行支援事業所に、無理なくストレスを溜めず通い続けるには、事業所の雰囲気や支援員との相性も重要です。
病院の先生やカウンセラーにも合わない人がいるように、支援員にも合う合わないはあります。
事業所の雰囲気や支援員との相性を知るには、見学会や体験会に参加してみるのが一番です。
少しでも気になる事業所を見つけたら、問い合わせてみましょう。
これまでの就職実績

開所して間もない事業所では、就職実績がないのは当然です。
しかし、何年も営業している事業所なのに就職した方が数人しかいないとなると、通所してもその後に繋がらないんじゃないかと不安になりますよね。
就職実績が多い事業所は、利用者様に適切な職場を見つけるための方法や、企業との繋がりを大事にしていると言えるでしょう。
就労後も、職場定着支援(離職を防ぐために、就職者と企業側の間に入り、悩みや不安を調整していく支援)を行っている事業所だとより信頼できますね。
サポートは充実しているか

どこまでサポートしてくれるのかも事前に確認しておくと良いでしょう。
就労移行支援事業所growthでは、基本的に週間でカリキュラムが決まっています。
ですが、利用者様一人一人に合わせた支援を大切にしているので、相談しながらオーダーメイドカリキュラムの作成も行っています。
定期的な面談・相談で利用者様の思いをお聞きし、無理のない成長ができるようサポートしていきますよ。
就労移行支援事業所の探し方

就労移行支援事業所を選ぶときのポイントについて紹介してきました。
ここからは、就労移行支援事業所の探し方について紹介していきます。
インターネットで検索する
就労移行支援事業所を最も手軽に探す方法です。
パソコンやスマホ、タブレットから「お住いの地域 × 就労移行」と検索すれば通える範囲の事業所が見つかるでしょう。
例えば「富士市 就労移行」と検索してみましょう。就労移行支援事業所growthの他にも何件か事業所が見つかります。
何か所かホームページを見比べて、気になる事業所があれば、問い合わせて見学に行ってみましょう。
お住いの市区町村に相談する
就労支援サービスを紹介してくれる市区町村もあります。窓口は障害福祉課となっていることが多いです。
就労移行に限らず、就労継続支援A型や就労継続支援B型についても教えてくれます。
どういったサービスが自分に合っているか悩んでいる方や、ネットの情報だけでなく詳しい方に話を聞きたいという方は相談してみると良いでしょう。
専門機関へ相談する
就労支援事業所と連携して福祉サービスを行っている専門機関があります。
専門機関では基本的に、生活面でのサポートや、職業訓練も行っています。
代表的な専門機関を以下へ記載します。
- ハローワーク
- 障害者就業・生活支援センター
- 地域障害者職業センター
- 障害者相談支援事業所
「お住まいの地域 × 上記の専門機関」で、お近くの専門機関を探すことができます。
まずは電話やメールで自身の状況を説明日程を決めて相談に行くことになると思います。
質問や相談ができるように、事前にメモ等で整理しておくと良いでしょう。
まとめ
就労移行支援事業所を選ぶポイントと、探し方について紹介しました。
時間をかけてゆっくり探すことが、継続するためには大事になってきます。焦らず周りの方の力を借りて自身に合った事業所を探しましょう。
就労移行支援事業所growth
自立訓練(生活訓練)事業所growth
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