自立訓練(生活訓練)とは、障害者総合支援法で定められた障害福祉サービスです。
自立した生活を送りたいと考える障害者の方が、通所します。
通所により生活能力の向上や維持のために必要な知識・能力を身につけていく場所です。
訓練するだけではなく、支援員に悩みを相談しながら解決に向けて進んでいきます。
そんな自立訓練(生活訓練)ですが、メリットはたくさんあります。
今回は、自立訓練(生活訓練)事業所に通うメリットを詳しく紹介していきます。
自立訓練(生活訓練)事業所とは何かわからない方は、下記の記事をご覧ください。
自立訓練(生活訓練)のメリット
自立訓練(生活訓練)に通うメリットとして、以下のことが挙げられます。
・悩みを相談できる
・生活リズムが整う
・自身の障害について理解が深まる
・コミュニケーション能力アップ
・社会との繋がりをもてる
・様々な進路がある
ひとつずつ解説していきます。
悩みを相談できる
冒頭で紹介したように、不安や悩みを一人で抱えず、支援員に相談しながら解決に向けて進んでいくことができます。
相談するだけで楽になる場合もあります。自分だけだと思いつかなかった考えが生まれることもあり、視野が広がりますよ。
生活リズムが整う
生活リズムを整えて規則正しい生活ができるようになれば、心身ともに安定した状態を保ちやすくなります。
集中力が上がり仕事や勉強に専念できたり、イライラすることも少なくなります。
自立訓練(生活訓練)事業所に通所することで、一日の流れができるのでリズムが整います。
また、睡眠時間や内服の有無等をチェックし、必要であれば生活リズムを整えるための助言を行っていきます。
自身の障害について理解が深まる
認知行動療法やストレスコントロールの方法等を学ぶことで、自己理解を深めていきます。
障害特性についての理解も深めていき、自身について他人にわかりやすく説明する方法を学んでいきます。
コミュニケーション能力アップ
様々なプログラムを体験していく中で、人との関わりについて学べます。自己を上手に表現するためのトレーニングも行っていきます。
レクリエーションなどを行っている事業所もあるので、楽しみながらコミュニケーションが取れます。
社会との繋がりをもてる
車だけではなく電車やバス等、公共交通機関を利用して通所することで、社会に一歩踏み出します。公共交通機関の乗り方が分からない方には移動方法の訓練を行っていきます。
役所や銀行等に行くことに不安がある方には、利用方法についても訓練していきます。
様々な進路がある
自立訓練の利用後は様々な進路が考えられるので、紹介していきます。
就労移行支援事業所
自立訓練での利用期間2年間が終了し、一般企業への就職を目指される方は就労移行支援事業所に通所する方が多いです。ビジネススキルやコミュニケーション能力等を身につけて一般就労を目指します。
一般就労
一般就労を目指すために就労移行支援事業所に通所する進路を選ぶ方が多いですが、自ら就職活動をして一般就労することも可能です。
福祉的就労
福祉的就労とは、障害のある方が福祉サービスを受けながら働くということです。
就労継続支援A型や就労継続支援B型が該当します。
詳しくは以下をご覧ください。就労移行支援についての記事ですが、就労継続支援についても説明しています。
復学・復職
精神的な不調等で休学・休職している方は、復学・復職を目標に訓練していくこともできます。
自立訓練(生活訓練)で自身を見つめ直すことで、精神の安定に繋がります。
グループホーム
自立訓練(生活訓練)で金銭管理や買い物について等、生活する上で必要なことを学び、グループホームに移る方もいます。
まとめ
↑自立訓練の利用者さんが栞作りを行っている様子です。
今回は、自立訓練(生活訓練)事業所に通所するメリットについて説明しました。
自立訓練(生活訓練)事業所growthでは、利用者様一人一人と綿密な面談・相談を行い、皆様に合った成長の仕方をサポートします。
自分のペースで無理なく成長していきましょう!
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